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February 12, 2008
栗﨑和風 お雛祭り展
2008年2月13日(水)~2月17日(日)
11:00~19:00 <最終日は17:00まで>
栗﨑和風氏(北九州市小倉生まれ、市内在住)は、江戸から明治時代にかけての古代裂を
用いた雛人形を制作することで知られています。
当時の着物は、図柄や色合いが美しく、使われている絹が良質で、現在となっては再現す
ることが難しいほど、高度な技法による染色や刺繍が施してあります。
代々、母から娘へと大切に受け継がれてきました。
栗﨑氏は、こうした稀少価値の高い着物の裂にこだわり、木目込みのお雛様としてよみが
えらせました。また、明治生まれの祖母から伝承芸として受け継いだ、ちりめん細工や押絵
の技法を用いた小物や屏風なども制作されています。
これまで、日本橋高島屋・銀座松屋・三越・銀座ポーラミュージアムアネックス・北九州
市小倉城庭園企画展をはじめ、大阪、名古屋、カナダ・ケベック州、アメリカ・ロサンゼル
ス等において、精力的に作品を発表してこられました。
このたびの展覧会では、「こだわり」から生まれる匠の技で命を吹き込まれ、江戸時代の
小袖を身にまとった一点もののお雛様、そして小物や屏風、およそ100点を展示します。
おだやかでやさしい表情に、きっと心もいやされることでしょう。
あわせて、人形作りを通して、栗﨑氏の手元に集まってきた江戸着物コレクション(およそ
10点)もご覧いただくことができます。
ご来場をお待ちしております。
投稿者 d3gallery : February 12, 2008 06:15 PM