2023年度 合格おめでとう!
自分の考えを言語化することの大切さを学んだ
d3で学んだこと
自分が考えていること、作品についてきちんと言語化して人に説明することの大切さを学びました。僕は人に考えを伝えることが下手で、その時の感情やノリで押し切ろうとするタイプでした。デザインにおいてそれは相手からの質問で、自分が苦しくなる場面が多々あり、そうやって制作した作品には欠陥がある場合が多かったです。なので、アイデアを出すにしても、よりストレートに相手に伝わる言葉と絡めながら考えることを癖付けました。また、相手から飛んでくるであろう質問を予想し、きちんと説明出来るか、矛盾はないか、などを考えながら制作していました。大学に入るともっと色々な人に考えを伝えることになるし、本当に大切なことなのでディーキューブにいるうちに鍛えることが出来て良かったなと思っています。
講師からのアドバイスで印象に残っていること
印象に残っていることは数えきれないですが、「何でもいいからこれなら誰にも負けないって言えるような好きなものを見つけて詳しくなりなさい」と先生に言われたことが一番印象に残っています。今でもとても大切な事だなと思えるアドバイスです。自分が好きなものを人に伝える事は何より楽しいし、自分を形成する要素としてとてつもなく好きなものを持っていると、受験はもちろん、これから作品を作り続けるなかでも楽しく制作が出来るし、武器になると思います。
受験の心構え
肩の力を抜いて、楽しみながらやれば良いと思います。大学の教授たちが入試でみたいのは、素のあなた、なので緊張して力んでいると素の自分のいい所が出せないと思うから、入試問題、何が出ても楽しくやろう!くらいの気持ちで自分を存分に出して来ればいいと思います。ディーキューブでいる間にやるべき事はすべて済んでいると思うので、入試本番は楽しみましょ!
これから入学する生徒たちへ
ディーキューブでは頻繁にコンクールというものがあります。絶対に参加するべきだと思います。自分に足りないもの、自分の強みなどを多くの人と見比べれて一目で知れる機会です。また、日々の制作の中でも、自分から講師に個別で講評してもらいに行くことで自分が抱える問題の整理にもなるし、自分の考えを言語化する練習にもなるので心がけてみると良いと思います。
知識面でも多く学べました
d3で学んだこと
デッサンからはじまり、水彩絵具や粘土を扱って浪人のときには抽象画にも取り組んだり、本当に色々なことを学べました。美術史や色彩学の講義もあって、内容は私の場合大学の講義と今のところほぼ同じで大学の講義が苦痛になるほど、知識面でも多く学べました。ギャラリーで展示がよく行われていたのも刺激的でした。社会人教室の方と同じ空間で制作していると面白い話が耳に入ってきて視野が広がるのもよかったです。
講師からのアドバイスで印象に残っていること
「想像できないものはつくれない」と言われたことが印象に残っています。完成図をかいて具体的にどう進めていくかを大事にしてからデッサンをしだしたらかなり変わりました。また、「実技も勉強と同じ」と言われたのも印象に残っています。その時は言われなくてもわかっていると思っていたのですが、今考えると当時は、「合格のために受験で勝たないといけない、受験に勝つためには今何が足りていなくて何をしなければならないか」という意識が全くなくて「もっと上手になりたいなぁ」くらいしか考えておらず、本当の意味でわかっていなかったです。特に私は中学生教室の延長のような気持ちが抜けず、大学も興味なくて全然調べていなかったし、受験を本当に考えだしたのは浪人生になってからだったのが本当によくなかったと思います。
受験の心構え
新幹線や飛行機を使って見知らぬ土地に受験しに行くと思うのですがせっかくだからご当地グルメを食べなければとかおみやげを買わなければとか考えてしまうと道に迷ったりすると大変なことになるのでいつもしないことを思いつきでするのはやめた方がいいです。デッサンでもいつも背景つけないのに思いつきで音盤つけてしまったのはよくなかった気がしています。平常心が大事です。
これから入学する生徒たちへ
オープンキャンパスに行こう。倍率や試験内容をきちんと把握しよう。(筑波大学は3年生で専攻を決めるのですが、そうすると専門的な授業が1年次はかなり少なく、入学後の説明でどの領域の先生も「専門性を高めるために大学院にぜひ行ってください。」と言われます。これがいいのか悪いのかは個人の判断によると思うのですが、私はかなりショックでした。他の美大とはかなり違うと思います。例えば日本画だと、1年次はりんごを水彩絵具で描く、鳥を岩絵具で描く、週2コマの授業でF10号を2枚しか描きません。知らなかった、ショック、、、と悲惨なことになるので情報は収集すべきでした。)
下村 快夏
門司学園高校
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン
京都精華大学 ライフクリエイション
プロダクトコミュニケーション
合格
人間関係を築くことの大切さを学びました
d3で学んだこと
デッサンやデザインすることの楽しさや考え方の他に人間関係をしっかりと築いていくことの大切さを学べました。私はディーキューブに2年間通いましたが、最初の1年は友達もいなくて向上心のないサボり魔でした。高3になって勇気を出して人に積極的に話しかけるようになり、沢山友達と話すことで得られるものは大きかったです。人との関わりは自分の視野を広げたり興味を深めたりと自身の作品の上達に繋がる他、生活の豊かさにも繋がることが多かったです。他人から得られる技術や知識は受験以外でも必ず役に立つと思います。
講師からのアドバイスで印象に残っていること
「もっと自分に自信を持って!」です。これは私が講師全員に言われた言葉です。どうしても人と比べてしまってなかなか自分のいいところに目を向けてあげられなかった私にとって、この言葉は大きな支えと自分のことを考え直せる言葉でした。自分以外の人は自分の知らない良い所を沢山教えてくれます。このアドバイスは自分の知らなかった得意や好きを見つけられるきっかけにもなりました。
受験の心構え
体調管理はしっかりすることが大事です!!!焦って無理をしすぎるのは良くないと身をもって感じました。休暇から得られるものもあるので休める時はしっかり休むことと、自分をあまり過信しすぎずキャパオーバーになって自暴自棄にならない程度に頑張ることが大切だと思います。
これから入学する生徒たちへ
入ってすぐは上手い人だらけで心が折れるのは当然です。私自身、もう絵を描くのが嫌になって通うのを辞めたり、コンクールばっくれたりしていました。自分より後に入ってきた人の方が圧倒的に上手かったりして自分に落胆することもよくあります。けれど、悔しい気持ちが少しでもあれば絶対成長できるので、諦めないで、恥ずかしがらずに頑張ってほしいです。とにかく精一杯、やれることを全力ですれば受験に悔いは残らないと思います。聞けることはなんでも質問して、見れるものは何回でも見せてもらってください!!受験は楽しんだもん勝ちだと思います!!頑張ってください!