2024年度 合格おめでとう!
観察力を鍛える事の大切さを学びました
d3で学んだこと
観察力を鍛える事の大切さです。今実際に目に見えているものが何故そのように見えているのか?このモチーフならではの個性は?構造は?置かれている空間との関係は?などと、常に好奇心を持ってものを視る事で、絵に説得力が出るようになり、また周りのものを観察する癖がついたため、美しさに対する感度が上がり、日常が華やぐようになりました。自分の観察した結果を客観的に絵の中に落とし込む作業を続けると、写実的にものを描かない場合であっても、どうしたら主張が伝わるのか?という事に配慮が及ぶようになり、作品を通して会話がし易くなります。ディーキューブでは趣味の領域を超えて絵を描くための礎を学ぶことができました。
講師からのアドバイスで印象に残っていること
私は目の前にあるものが答えであるデッサンは大好きで非常に楽しく描くことができましたが、油絵で目の前のモチーフを自分なりに解釈して描く、という事に関しては、答えが無いこともあり、表現することに対してずっと強い不安や迷いを抱いていました。ですが入試の直前に、2人の先生に描いた油絵を何枚か見て頂いた際、反応や評価が本当に真逆と言っていいくらい違ったので、ああそういうもんなのか、自分の好きに描けばいいんじゃんと思い、そこでやっと先生がよく仰っていた「油絵は上手くなくて良い」「自分の好きな絵を入試で描けた人が受かる」という言葉が腑に落ち、頭の中の霧が晴れたような感覚がありました。大学生になった今でも、制作中に迷いが生じた時は、この言葉を思い出すことがあります。
受験の心構え
できるだけ視野を広く持つことが大事だと思います。例えば今皆さんが必死こいて描いているデッサンは、大学生以後は集中的に取り組めるような機会も時間もそう無いので、あまり受験のためにやっているんだと思い過ぎず、これからの長い人生で不自由無く描けるようにするための下積みをしているんだ、と言う風に発送を変える事で、私の場合少し前向きに頑張れるようになりました。デッサンに限らず何にでも同じ事が言えると思います。また、来たるべき受験の日に備えて、絶対的な自信をつけておきましょう。本番は本当に何が起こるか分かりません。どんな状況でも、どんなモチーフでも怖気づかず描くことができるように、日頃から自分の考えをしっかり持って描き、難しい課題や設定に自分から果敢に挑み、沢山失敗しておくことで、本番でのリスクが確実に減ります。数々の試行の中で着実に成功体験を生み出し、受験の時のお守りにすると良いです。そして、何をやっても上手くいかないと感じる時は、基礎に立ち返ってみてください。
これから入学する生徒たちへ
友達はいた方が良いです。私がつらい浪人期を乗り越えられたのはいつでも変わらぬやさしさで接してくれる友人や後輩、先生方がいてくれたおかげだと思っています。自身の成長のためにも、妥協せず建設的な話ができる人や、客観的な意見をくれる人が周りにいた方が良いです。互いに与え合えるような存在が見つかればと思います。あと、友達でも先生でも過去の合格者の作品でも何でも良いので、あの人には負けない!という仮想敵を作るべきです。あまり他人と自分を比べて凹み過ぎるのも不健康ですが、モチベ維持と、目標の具体化・可視化という点ではかなり効果的です。この先のためにも、沢山人の作品を見て比較することで、自分なりの基準ができると良いと思います。受験が全て終わった時に、結果がどうであろうと、一瞬で終わる入試のために自分は今までこんなに努力できたのだから、今後どういう進路になってもやっていけるはずだ、と思えるくらい頑張りましょう。応援しています!
学科はちゃんとやれ!!
d3で学んだこと
一番大きなものは観察することで得られる発見。ディーキューブで気づかされたことは情熱と闘争心だと思う。現役時代、70ー78点台をさまよっていたこともあり、自分には1位はおろか上位は無理だいとすれまくった絵をかいていた。だがディーキューブで受験対策以外の絵をかいて、、視野がひろくなった。そして、世界が観察すると、とんでもなく魅力的なことに気がついた。(ガラスのビンは、つめたくつややかで、形がおもしろく、とうめいなので中身が分かりやすい、なんてすてきな材質!等と第一発見者になったつもりで物事を見ること)その魅力を伝えたいと思えば情熱になり、魅力をだれよりもわかっている!と思えば闘争心になった。
講師からのアドバイスで印象に残っていること
「自分で何が良いか、プロの作品のうちどれが受験につかえるか分かるようになったらうかる。」「夏はみんなおなじかんじ、夏−秋でうかるかがきまる(意識が高くなればうかる。)」「絵が弱い」(大ショック!まじか!!初耳概念!と思った)「コンクール最上位層ぶちぬいて1位になったらかっこよくない?」(たしかに!!かっこいい!!1位とる!と思った)「ちょうそはつくった立体の“影“を本物と見くらべろ」(平面作品にはない概念すぎた)「なぜ大きく画面に入れるのか、など考えて、なっとくできたらやるとよい」
受験の心構え
学科はちゃんとやれ!!満足しないこと。どこかうかるやろ、や、最近いい点とるので受かるだろ、等は本当によくない。合格レベルなら満点をとってぶっちぎりで合格のレベルをつねに目指せ。コンクールを本番と思って描くことがおすすめ。この絵、この構図、このかきこみに私のすべてをあずけることができるのか?!と思うとよい。自分で考えてこれで良いのか、すべてをかけられるのか考えるとよい。楽しんで描くのが1番よい。受験は精神力(1番大切)+運とふだんからのつみかさねができていればよい。運があってもふだんいいものができていないとものにできない。秋までは時間をかけていいのでクオリティ高めること、冬から直前までは時間を気にしながら合格レベルをたくさん出すと理想的。友人とお互いで講評すると、とても良い。
他 一言
友人は作った方がよい。上達速度に直結する。必須レベル。わからないことは何でも先生に聞いた方がよい。なぜデッサンをするのか、とかでよい!実は私は浪人しても、デッサンは絵がうまくなるためにする、とばくぜんと思っていた。しかし実はもっとはっきりした目的、理由があり、そこがクリアできたら絵が上達する。効果しか知らず、目的を考えていなかった。そして私の現役の絵は「習作」どまりで「作品」とは言えないものだった。人に自分のデッサンを紹介するときに、私の作品です。とは言えなかった。とてもがんばって描いてもそうだった。もし昔の私と同じなやみをもつ人がいたら、自分の作品とは何かについてぜひ考えつづけてほしい。自分なりの答えが出たら、とても楽しく受験をのりきれるの思う。自分が情熱やおどろきをもって描けているか考えつづけてほしい。
浅野 実乃里
九産大付属九州高校
武蔵野美術大学 基礎デザイン
東京造形大学 グラフィックデザイン
合格
日常でアイデアをためることの大切さを実感しました
d3で学んだこと
高2の春から通いはじめました。高校でもデッサンはしてたけど、ほとんどディーキューブで学んだと思います。私はとくに「受験デッサンじゃない」「タッチが弱い、細かくみすぎ」を言われ続けて今でも改善されてはないと思うけど自分の描き方を生かせるように考えました。2年の頃、細密デッサンのコンクールで1位をとりました。細かすぎとよく言われていましたが、強みになることもあるんだとプラスに考えることもできました。いろいろな課題があって練習にもなるし、経験にもなるので強みや弱みを知ることができたり、その時々で他の人の作品を見れます。とても知る機会、勉強できる機会が沢山ありました。
講師からのアドバイスで印象に残っていること
基礎のときですが、かげは物の側面の点と点から出ているということです。今となっては当たり前のことですが、そのときは、見たまんま、よく見える暗いかげばかりおっていました。当時はとても納得してよりていねいにかげをおうようになりました。そして、描くとより絵が空間が出てかっこよくなるので描くのも好きになりました。他に色彩で「見せたいものを明確に」することです。色彩をしているときはとにかくそれが難しかったです。常に言われてました。そして、それを自分が分かって伝えられないといけません。しかも見せたいものを選ぶにしても他人とかぶらないように、目を引くようなものを描かないといけなかったので、本当に日常でアイデアをためることの大切さを実感しました。
受験の心構え
高3の夏に東京のすいどーばたに1ヶ月夏期講習へいきました。学校の友達といきました。そのころから本格的に受験対策にシフトした感じです。受験前1ヶ月もどばたの入直へ行きました。入直中でも下段が多かったです。受験1ヶ月前はずっと緊張していて、すぐ病むし、よく泣いていました。画塾から帰ってきたら毎日時間を計って学科の勉強をしていました。共テは受けずに一般だけで受験しました。たまに福岡にいる画塾の友達と情報交換をしたり、受験中は毎日家族と電話していました。私の場合1週間以上受験が続きました。なのでモチベを保つため帰ったらゆっくりして、勉強はまったくしませんでした。1度家族との会話で、「現代社会と問題を関連づけていいかも」といわれ次の日の試験でそれをつかってといてみて合格したのが今の学科です。
他 一言
合格して入学してしまえばあとはもう自由だと思います。周りは同じ試験をして入学してきた人ばかりなので友達さえできればたのしいと思います。私は今の学科は結局1度も対策しませんでした(ほとんどタマグラ、たまに視デ)。なので大切なことは他の対策をする中でどれだけ必要なことを吸収できるかだと思います。思うように対策できず焦ることもあると思いますが、他の対策の中で何を学んだのか考え、応用することが大切です。他の対策の中から、私のように家族のアドバイスから生きてくることがあります。とくにデザイン系は、日常にたくさんの学びがあるので、常にまわりを見ていることも大切だと思います。対策をしたらちゃんと振り返って考え直してニコニコ頑張ってください。
平賀 琴子
東筑高校
名古屋市立大学 情報環境デザイン
静岡文化芸術大学 デザイン
合格
良い情報をどれだけ集めるかが大事
d3で学んだこと
浪人が決まり、私は長時間机に向かって勉強する事が苦手なので、昔から好きだった絵を描く事なら続くかもしれないと思いディーキューブに通い始めました。始めは比較的軽い心持ちでいましたが、指導を受けて自分の作品と向き合い、目に見えて成長していく部分を感じられる時に今まで味わったことのなかった充実感を得続けていました。そしてだんだんと自分の頭の中で、今まで学んできたことを活かして絶対大学に合格したいモチベーションを保てるようになりました。私はディーキューブからデッサンの技術だけでなく「努力を積んでいき成長する事の達成感」「達成感から更に向上するモチベーション」を与えられました。
講師からのアドバイスで印象に残っていること
私は描く時の悪い癖がいくつもあり毎回同じような指摘を受け続けていました。よく構図、陰影、順序、濃淡についてのアドバイスを頂いていましたが、私が何度その部分を疎かにしていても毎回丁寧に教えてくださるので、少しずつではありましたが確実に上達する事が出来ました。先生方にもらった沢山のアドバイスと、基礎の部分が1番大事だということは受験場でも常に頭に張り巡らせておくことが出来ていました。
受験の心構え
良い情報をどれだけ集めるかが大事だと思います。ディーキューブや学校、インターネットにある資料を隅から隅まで読み有益な情報を拾うことです。私も最終的に志望校を確定させる時、本当にそれでいいのだろうかと不安にもなりましたが、情報をしっかり持っておいたことが自信を持って決断する手助けとなってくれました。あと体調に気をつける事と共通テストは大事だという事です。
他 一言
私は工学系のコースだったので同じような方たちに向けてになりますが、ディーキューブに入ったのならもう実技の対策について心配したり悩む必要はないです。素直に着実にやっていけば十分すぎるくらい成長出来るし、思い描く状態まで持っていく事が出来ます。そして本当に楽しかったです。ディーキューブに通った1年で得たものはかけがえのないものです。